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「この日のために生きてきた」 [演劇という仕事]

「この日のために生きてきた」

クロノスシリーズで、度々登場するセリフだ。
僕は、このセリフを聞くたびにグッとくる。
登場人物と重なり、思いを抑えきれなくなる。

一途という言葉では、まったく足りない、その先の感情。
彼らの自らを犠牲にした献身性には、頭からつま先まで痺れるほど打ちのめされる。
その一瞬で、膨大な時間を大切な人への思いで費やしてきたことが伝わってくる。
決して僕は知らないのに、彼らのそれまでの人生が、走馬灯のように廻るのだ。

僕には、これほどの強い思いで、目標にしてきた日はない。
もしかすると、違う形でいつか訪れるのかも知れないが、それもちょっと怖かったりする。
今、心から待ちわびているのは、この公演の初日だ。
クロノスジョウンターに乗らなくても、たった2時間で運命が変わる。
本人に意志さえあれば、舞台には、人生を変える力がある。
それだけは間違いない。
彼らが「時間」と闘う姿を、その先にあるものを、
その目で確かめに劇場に足を運んでいただけたら、うれしいです。

『クロノス・ジョウンターの伝説』
http://www.caramelbox.com/stage/30th-1/

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『Producer’s Parade』詳細発表! [演劇という仕事]


みなさま、
「次世代に勇気と気づきを与える『P』のプロジェクト」、
『Producer’s Parade』vol.03の日程が決まりました。

僕の担当は、3月9日(月)で、池袋のシアターグリーン
(確か、ダルカラの谷くんが結婚式を挙げたところ)です。
今年は学校での講義はやりますが、公に募集するものは、
これだけかもしれません。

もし周囲に20代、30代の制作者やクリエーターの方がいましたら、
ぜひ、ご紹介ください。

<次世代に勇気と気づきを与える『P』のプロジェクト第一弾>
http://www.produce-party.com/

『Producer’s Parade』vol.03
演劇プロデューサー・仲村和生が語る「モノを作る姿勢」
日時:2015年3月9日(月)19:00〜21:00
場所:池袋シアターグリーン Box in Box

詳細・お申し込みはこちらから
https://www.facebook.com/events/440521026102480/

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役の気持ちに集中 [演劇という仕事]


本日の産経新聞朝刊に、
西川浩幸インタビュー記事が掲載されました。

闘病後、初の主役「役の気持ちに集中」
http://bit.ly/12tqoaB

『ブリザード・ミュージック』は昨晩開幕!
ぜひ西川に会いに劇場にいらしてください。

「僕たちはいつもここにいます」

12月25日までサンシャイン劇場にて!
http://www.caramelbox.com/stage/blizzard2014/tokyo.html

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Dステ×キャラメルボックス『駆けぬける風のように』 [演劇という仕事]

通し稽古がはじまりました。
若い志士たちの奮闘が、成井の芝居にはよく似合う。
たっぷり殺陣シーンが詰まった2時間。
10月9日からサンシャイン劇場で開幕です。

ご予約はこちらから
http://www.caramelbox.com/stage/dstage15th/

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立川迅助シリーズは、3年前に完結したはずだった。
一度終わらせたものを、どうして今やる気になったのか。
それは、ワタナベエンターテインメントのD-BOYSという存在があったからだ。

誤解を恐れずに言えば、板の上(舞台)でしか、俳優は育たない。
そういった気概を持ち、真摯に演技に向き合っているのが俳優集団D-BOYSだ。
十周年となる記念すべき年に、D-BOYSはこの1本しか公演を打たない。
そんな大切な公演を任された成井豊のプレッシャーは計り知れないのだが、
自ら、「男だけの芝居」を作ると大きな制約を設けた。

稽古初日、出演者全員に向かって、成井は言った。

「世界で誰も観たことがない、新しい芝居を作りたい。」

この日、激しくて、新しい『風を継ぐ者』が立ち上がった。
殺陣は、シリーズ史上最多の8シーン(全14シーン)もある。
主演は、NHK朝ドラ『ごちそうさん』の源ちゃんで一躍脚光を浴びた和田正人。
迅助が、仲間のために自分の命を賭して走る姿には、いつも胸が熱くなる。
岡田達也は龍馬役だから格好いいに決まっているのだが、
準主役とでも言うべき、おいしくて重要な役だ。

まだ数日しか経ってないが、男ばかりの稽古場は和気藹々と楽しそうだ。
楽しく充実した稽古からしか、傑作は生まれない。
それが僕の持論なのだが、誰よりも気合いが入っていて、
一番楽しそうなのが演出家だということを付け加えておく。
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OOPARTS「SHIP IN A BOTTOLE」PR映像 [お知らせ]

僕がお手伝いしているCUEさんの公演、
鈴井貴之プロジェクトOOPARTS「SHIP IN A BOTTOLE」のPR映像がアップされました。

キャラメルボックスから大内厚雄が出演、三津谷亮くんも出ます。


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『TRUTH』開幕! [演劇という仕事]


キャラメルボックス『TRUTH』開幕しました。
舞台上もそうですが、お客さんの緊張感がハンパないです。

初演、再演に思い入れが強すぎるから観るのが恐いという人と、
大好きな作品だけど、生で観るのが初めてという人・・・
いやはやこんな雰囲気の客席見たことありません。

初日レポートがニュース配信されたのでお知らせします。
といいつつ、自分で書いたのですが・・・

初日レポート@ニュース配信「キャラメルボックスが描く壮絶な幕末時代劇」

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【情報解禁】OOPARTS Vol.2「SHIP IN A BOTTLE」 [お知らせ]

本日、『CUE DREAM JAM-BOREE2014』にて情報解禁となりましたので、
ご報告させていただきます。

なにをやらかすか想像がつかない、既成概念にとらわれないプロジェクト。
それがクリエイター・鈴井貴之によるOOPARTS(オーパーツ)です。
4年ぶり第2弾となるOOPARTS。

2012年にご一緒した舞台『樹海』のご縁で、
今回もプロデューサーとして参加させていただくことになりました。

キャラメルボックスから大内厚雄、ヨーロッパ企画の顔である諏訪さんと石田さん。
D-BOYSから三津谷亮、『樹海』で緑のタヌキを演じた納谷真大、
範宙遊泳から紅一点の熊川ふみ。
そして、「水曜どうでしょう」(HTB)の名物ディレクター、藤村Dの出演が決定!
稽古場であの的確な突っ込みが聞けるのかと思うとワクワクします。


OOPARTS Vol.2 「SHIP IN A BOTTLE」
作・演出 鈴井貴之

出演 
大内厚雄(キャラメルボックス)
諏訪 雅(ヨーロッパ企画)
石田剛太(ヨーロッパ企画)
三津谷亮
納谷真大(イレブン☆ナイン)
藤村忠寿(北海道テレビ)
熊川ふみ(範宙遊泳)
鈴井貴之

東京公演■11月1日(土)〜11月9日(日)    東京グローブ座
大阪公演■11月13日(木)〜11月15日(土)  森ノ宮ピロティホール
名古屋公演■11月18日(火)〜11月19日(水) 名鉄ホール
札幌公演■11月28日(金)〜11月30日(日)  道新ホール

料金 6,500円
前売開始 9月20日(土)

公式サイト
http://ooparts-hokkaido.net/

企画・製作 CREATIVE OFFICE CUE

荒波に飲み込まれた荒くれ者たちの破天荒で荒唐無稽な航海記。
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東京公演のお問い合わせはこちらに
support@napposunited.com

キャラメルボックス・サポーターズクラブ、
NAPPOS NEWS LETTERでも先行予約を予定しています。

「NAPPOS NEWS LETTER」のご登録はこちら
http://www.napposunited.com/mailform.html 

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キャラメルボックス王道セットはこちら [お知らせ]


【7月22日(火)24時締切】

『鍵泥棒のメソッド』でキャラメルボックスを観てくれた人たちのご要望にお応えして、
キャラメルボックス王道DVD3本セット作りました。
まずはこれから観てください。
http://www.caramelbox.com/goods/dvdset2014/

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とってもお得なセットです。


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十九歳のジェイコブ。 [演劇という仕事]

舞台「十九歳のジェイコブ」@新国立劇場 今週いっぱいです。
直接何も関わっていませんが、僕にとっては身近に感じる作品でした。

高校生のころ、プロのお芝居を一度も観たことがなかったのですが、年に何本も芝居を作っていました。
海と山と川に挟まれた町で、学校の先生やOBと劇団をはじめました。
雨と火事が多い町でした。大げさではなく、一年の3分の一は雨で、月に一度、火事がありました。

僕はメンターに恵まれていて、世代は違いますが、幸運にも状況劇場の解散に間に合っています。
初めて観た芝居が、紅テントの「ジャガーの眼」初演。特急で4時間かけて駆けつけました。

時を同じくして、大斎原・熊野川の河川敷で、故郷の大先輩である中上健次の芝居に立ち会えました。
椿組の前身となる、はみだし劇場の野外劇です。中上が戯曲を書き下ろし、外波山さんが演出でした。

当時、16か17歳だったのですが、恐い者知らずにもほどがあり、そこで初めて会った中上を捕まえて、「いつかあなたと熊野の血について話したい」と伝えたのを覚えています。

維新派・松本雄吉さんの作品は、話題になった「少年街」や「虹市」や「ROMANCE」とか、ヂャンヂャンオペラになる前から観ています。丸太三千本とか、まっぱだか白塗り前衛でやっていた無門館での作品とか、そんな時代。

中上の小説を松本さん演出で、サンプルの松井周さんが脚本にする。
と、青年団の盟友・ 野村政之から聞いたのは一昨年だったでしょうか。

脚本を書くにあたり、「新宮のお燈まつり(火祭り)を観てみたい」というリクエストがあったのですが、
「いやいやこの祭りは観るだけじゃだめだよ、上りましょう」と半ば強引に祭りに参加する段取りをつけました。
2000人くらいの松明をもった男たちが、山の中腹にある神社から駆け下ります。
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子供のころから何があっても参加していた祭りなのですが、松井周さん、野村くんと上ったのが17年ぶり。
なかなか緊張感がありました。

そういう特別な夜をともに明かすと、これまた不思議な連帯感が出るもので、初めてお会いした松井さんとも同士のような気持ちを共有できました。

そんな強い思い入れのなかで観た「十九歳のジェイコブ」。海外の作品を観ているような、洗練された、力強いものに仕上がっていました。6月29日まで、新国立劇場です。
http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/140601_001634.html

田舎の方言を東京の舞台で耳にするというのも、僕に取っては奇妙な体験でした。

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Next Producers Camp 2014 [お知らせ]

「Next Producers Camp 2014 in 三重!」

ゴーチの赤羽さんが起ち上げた企画で今年で3年目を迎えます。
ずっと全員ボランティアでやっていましたが、今回はセゾンの助成を受けることができました。しかし内容は変わらず、ガチンコ企画です。

対象は、
演劇制作、プロデューサー、アートマネージメントのいずれかに興味かがあり、不安を抱えながらも本気で続けて行きたいと思っている30才以下の方。

経験の有無は問いませんが本気の人、お待ちしております。

Next Producers Camp 2014
http://nextproducerscamp.seesaa.net/article/398887736.html
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