あなたの背中をポンッと押してくれるような作品『ナツヤスミ語辞典』。

（読了時間１分）

27歳の成井豊は、詩を書く代わりに、この物語を書きました。
若さ溢れる言葉は、時に力強く、時に切なく、胸に迫ってきます。

アナザーフェイスという別の側面をお見せする企画ですが、
今回は脚本を一切変えるつもりはありません。
奇を衒うことなく、
真正面から、純粋にこの作品の面白さを探求したいのです。

美術と音楽は一新しました。
きっと客席に足を踏み入れた瞬間に、誰もが驚くことでしょう。
潔く、大胆で芸術的なオブジェのような美術。
その中を、縦横無尽に走り回る登場人物たちが目に浮かびます。

パワフルで声が大きく、瞬きするのを躊躇するほどスピーディな『ナツヤスミ語辞典』。
想像するだけでワクワクします。

この作品は、上演するタイミングが非常に大切なのですが、
数々の幸運に導かれ、多田直人と渡邊安理を中心に、
若さと個性と技術とハートがあるメンバーが揃ってくれたお陰で、
ベストなタイミングで実現することができました。

観てくれた人が、
どんな小さなことでもいいからこれまでにやろうとしてできなかったことや、
ずっと止めていたけど、もう一度はじめてみようというキッカケになってもらえたら、
それ以上の歓びはありません。

たくさんの抱腹絶倒と胸が締めつけられる切なさ、
そして、あなたの背中をポンッと押してくれるような作品になることをお約束します。

前回上演されたのが8年前、さらにその前だと今から20年前。
このペースだと次はいったいいつになるのかわかりませんから、
どうかこの機会をお見逃しなく！

キャラメルボックス　チーフ・プロデューサー　 仲村和生



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コメント 1

ナツヤスミ語辞典のオープニングが大好きです。
流れる曲がこれから何かが始まる夏休みのワクワク感が
とてもよく表現されていると思います。

ぜひ、もう一度背中をポンッと押されて一歩前に進む
勇気がもらいたいです。


by 美紀 (2011-07-16 02:27)